2003年8月27日
![]() |
1 きのう ことし はじめてつけましたの たった ひとつのつぼみ |
![]() |
2 早朝の 雨… そのなかで ひらきました したたかに ぬれました おみき のみました |
![]() |
3 秋なんどすな ここは そんなに みつめる おひとは だれ? |
![]() |
4 な〜んも つやっぽう あらしませんえ もともと 男はんには 縁遠くて… |
![]() |
5 ほな お日いさんに きてもらいましょ おみき の あとやし うれしわ〜 |
![]() |
6 こっち おいない て いわはるのどすか へえ ありがとさん |
![]() |
7 ひとさまには おわかりに ならんでっしゃろけど … じかん たつの やはり かなしい 気ぃにも なります |
![]() |
8 ああ いいきもちに だんだん なってゆきますわぁ〜 ほんのり 酔いましてん〜 |
![]() |
9 古い かえでの 木さん こんにちは〜〜 |
![]() |
10 にっちゅうは やっぱり おてんとさん きばらはりますな はっぱ げんなり しても あんさんが おいやしてこそ! |
![]() |
11 そらのいろ くものいろ みな うつろいます けど… |
![]() |
12 うち 泣いたり しませんよって こころんなかは きつう おすの |
![]() |
13 変わりやすいの 空だけどすか また さ〜っと しぐれて |
![]() |
14 八重か 一重か ようわからしません その時々に |
![]() |
15 雨あがって お3時 です おやつ くれはる おひと? 虫ですがな こうやって 色を たべはるの …おいしい? |
![]() |
16 ゆうぐれに なりました 酔いもだいぶ まわりましたえ もう おあいすること おへんけど たのしゅおした〜 |
![]() |
17 もう じゅうぶんですの ああ いい一日 でしたわ さ よ う な ら |
![]() |
18 つぎの朝 飛び石の 上に しずかに |
花のいろ/\ 幸田露伴木芙蓉木芙蓉は葉も眼やすく花ことに美し。 秋の花にて菊を除きては美しさこれに及ぶべきもの無し。 睛※(せいぶん)といふ女の死して此花を司(つかさど)る神となりしときゝ、 恋しさのあまり、男、此花の美しく咲きたる前に黄昏の露深きをも厭はず額づきて、 羣花の蕊(ずゐ)、氷鮫の※、沁芳の泉、楓露の茗四つのものを捧げ、 嘔心の文を念じつ祭りしといへるものがたりいとをかし。 (青空文庫より) |
関連ページ 植物図・酔芙蓉 200年 |