2004年10月26日


和親棚 & 三角形 知恩院にて

〜青年部席


茶のそしき たいそう盛んで そのなかに青年部いうのが あるんですな
フレッシュマンから アツイお誘いを受けて〜 といいたいところなれど ちごてます
タダ券など もちろん あらしません せいねん方をおうえんするために いくのです
夏目漱石2枚+500円の 茶券を買いまして わびすけはこれから いて参じま〜す

まず 午前中は お茶の総本山 うらせんけ宗家のけいこ場に まいりました
最初からですと え〜と 図形のお話になりますかな 円と直線 千家の おじぞうさんです 







午後からは 祇園に近い 知恩院へと! 国宝の三門と御影堂が あるところです

日時 平成16年10月24日 場所 京都市 浄土宗総本山 知恩院


淡交会京都東支部 青年部 学茶 合同茶会




新玄関

これ 国宝ではない門

で 友遊茶会はここ

友愛と おもうてたら

あそぶのほう でした

おわり頃の席に入って

お茶を楽しむ なんて

ほんまに

ゆうゆう









まちあいに なったひろま 彫刻 曼荼羅(まんだら) ごかいちょう








おや支部席 お取り合わせは さるかにがっせん これは臼をあらわす 杵形花入 即全造
花 野竹  みかえり草 吹上菊
やぶれジーンズ みたいに ちょっと オシャレですか〜








せいねん部の席は 謁見の間 ふすまの紋どころは 徳川家

坐忘斎家元が 考案された 立礼の棚 和親棚が ありました

立礼(りゅうれい)とはイスとテーブルで茶を点てる式 明治5年に十一代玄々斎が京都博覧会で外国人をもてなすために創案。現代ではひろくこうした立礼の棚が 他流でもつくられ 普及しています

この和親棚の意匠は 部屋の隅デッドスペースを生かす 2等辺3角形です
 中央の大きい棚は入子(いれこ)になって 他の二つの棚が 一つに収まるように 設計されています
ふだん 茶にかかわりをもたぬ時は 部屋の一隅に邪魔にならない家具として 使用できましょう

ふきそく ふきんせい ふぞろい を 用の美にされ  また 道具としては 求めやすい おねだん…

「まる しかく の 和親棚もありますよ」 と声あり  ちなみにこの水指は 中国旅行で 買ってきたものとか
さて アングルを変えて この棚を見て みましょうか






”点前のじゅんじょは ごじゆうに!” と 家元のメッセージが ございます
それを受けて てまえも さらりと なさっておりました


で こんどは国語のこと え〜 さんかくすい さんかくきん さんかくかんけい とでてきますが いかが?
四角い部屋を 丸く掃く という格言はありましても 三角は???
 目を三角にするとか こっちはあんまりいい感じやおへんけど 星座 デルタ地帯 うろこ これならまあよろし

東支部のH幹事長が いうてはりましたな いわく 今回は親支部が底辺にあり 青年部と学茶は
 上に向かって 伸びていく これぞ…三角図形の せつめい 決定打でありました!

 それねえ〜 こじつけやんかって あんさん いわはるのどすか?
まあそう いわんといておくれやす その心を汲んでもらえますやろか〜 よろしゅうに






たんざく 井口海仙宗匠

明歴々

花 ワレモコウ

みどりの旗 二つ

青年部 と 学校茶道








主茶碗はやはり中国で

求めたという 珠光青磁

目にとまったのは

琉球 の おもいで

京やき

数茶わん








謁見の間

朝から訪れた客350人

おわりごろはこんなにゆったり 

おはこびさんは 妙齢のおみな

せけんは広く

若い

じつは青年部の年齢制限

50歳までとか

あ〜 茶の青春は長い








半東 どうどう

あわたやきの当主

てまえさん どきどき

カメラマン いけずちゃいます

よこ向かはりまして

 








ふたおき 粟田やき

いい感じでした

岩倉やき いう古窯の

けいとうです

  








染付

三角と円 が

ここにも









柄杓の置きば

ほかの置き方もあるかな

なつめは あちらもん

らでん(青貝細工)ですな









沖縄の陶器 ブツブツは珊瑚の粉とか
丸の形 むっくりと いい品です はいけんを所望して 正客の席 じぶんの目の前で撮影 

いやぁ〜 まるい形は 角がありませんな〜 当たり前や(笑)








ふだんなら 一般人は入れない ところなんやそうです

鎌倉時代に法然上人が居住し 念仏の教えを説かれた土地 江戸時代1639年(寛永16年) 家光公が
御影堂を 秀忠公が1621年(元和5年)三門を建立し 現在の寺域がつくられました
そのため ふすまの紋ところは徳川家 ごぞんじ葵のご紋になっています

申し上げるまでもなく 法然さまは 親鸞さまの お師匠さま

なむあみだぶつ と こころの中で となえてみました






こちらは うらせんけ ご宗家にまします おじぞうさんのアップ





まんだら に みられるのは 大宇宙 かぎりない佛の世界
けれど 浮世に 角はつきもの ひつようなもの ただ よい角にならなあきません 

おじぞうさんは なに 念じていやはりますのやろ 四角も 三角も もっともっと角があっても よろし
みんな さいごは角がとれて まあるく なるのですえ そう おっしゃってるように 思えました

この世の さまざまな角を せいぜい 役に立てて まいりましょう

おじぞうさま あなたに 澄んだお水を 今日も おそなえさせて くださいませ

なむあみだぶつ



                                            Link 和親棚 株式会社ミリエーム


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