2001年  6月 12日

建仁寺開山忌 献茶式・茶会


平成十三年六月五日 建仁寺開山 栄西禅師年忌法要 裏千家第十五世・千宗室家元 献茶式 
    
場所 京都市東山区 建仁寺
      茶会 二席   建仁寺山内  東陽坊席  淡敬会席

今回 裏千家直門の淡敬会が当番で 大中院で 釜を懸けさせていただきました。
道具は持ち寄りで、会員すべて お家元のお献茶に喜びの心をもって、ご奉仕させていただきました。





法堂(はっとう)

五色の幡(ばん) が 微風にひるがえり





栄西禅師は ご存知のように あの『喫茶養生記』を書かれた 鎌倉初期の禅僧
 宋の国から茶の種を持ち帰り 日本に伝えたお方です

茶を 医薬として また人間修養の飲料 として その功徳を 説かれています







法堂のなかでは 厳粛な開山忌 の 法要

千宗室今日庵家元 の 献茶もしめやかに 行われます 








修行僧の ごとく 家元 の 茶道修行者たち







導師を かこむようにして ご供養の式








開山さまへの礼拝 法語をささげ








お家元のお献茶を 待つ 茶人たち

献茶がおわった後も 変わらず このように

栄西禅師の 功徳を!









建仁寺塔頭(たっちゅう) 大中院の門を入る







待合

玄々斎短冊 蛍



俤(おもかげ)や

したい こがるる

蛍かな




今日庵十一世 玄々斎宗室




















大中院の茶席 広間  すだれ と 蚊遣り も







  

床  大綱和尚  氷心在玉壺













花  白松本せんのう 蛍袋 額あじさい 縞葦 
八幡草 梅雨萩
黄花釣り船草

籠 唐物








香合  松蒔絵  八代宗哲








煙草盆 行李蓋  火入れ 染付け 水鳥








釜 筒  定林   棚 鵬雲斎家元好み 爪黒更好棚 宗哲
風炉先屏風  鵬雲斎家元好み 巻き水








水指  青磁










菓子  青楓     鉢 水玉透かし










薄器  鵬雲斎家元好み 竹張り  正玄

茶杓  鵬雲斎家元 作   銘 岩根水








茶  辻利園   茶碗  東陽坊写し  得入









大中院の 中庭







 

                    井戸














点前が おわりました 茶会の 最後のかたち






庭には  蛍袋の花







未央柳の花 も ひっそりと




東陽坊の待合で 道具の書付など 拝見していました時 ひょっこりお家元が!

カメラを手にしていた私に 「 おう、インターネットで 頑張っていますね こっちへいらっしゃい 」
随行のプロカメラマンに 指示され 「 ツーショットだ!」  カメラマンは 私のカメラのシャッターを押して

フタを 開けてみれば はい この通り
光栄なる スリーショットで ございました (笑)

諸先輩の方々 ありがとうございました








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