2001年 10月 19日
                                   
千 宗旦は利休居士の孫。1658年12月19日没。
                                            今日庵では毎年11月19日に宗旦忌が施行される。
                                         その由緒ある 月命日の日に つつしんでUP。


あなたの撮った茶のある風景  最終回  

茶がある・・・という言葉があります。風情を言っているようですね。
では、わびすけがあなたの撮った写真を選んで、茶のある世界へご案内いたしましょう!
これからご紹介させて頂く方々は、すべてネットのおかげによる、写真のお友だちです。

  
 (写真の著作権は写真の作者に帰属します)                           (コメントはわびすけ)


撮影者  裏千家今日庵 千 宗之 若宗匠         撮りおろしを含む写真14枚    



copyright & photo by Soshi Sen

1   庭の秋 A








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2   庭の秋 B

お小さい時分、宗旦さんは「旦少年」とよばれていやはりました。大徳寺で渇食(かっしき)という小僧さんのご修行。
師匠であられた春屋和尚が旦少年の詩を書いておいでになります。(『一黙稿』)






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3 小川頭

むかしから小川が流れておりました。その小川の頭(かしら)にあるこの土地に、宗旦さんは庵を結ばれましたのです。
ここは道具のお蔵のようでございます。道具とは、もと仏道を伝えるための仏具から出た ことばでしたとか。

紅梅は ことしも 香りながら 咲きました。






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4 家元 ゆきやなぎ

一筋の かんざし ありがとう。  古木の つぶやき・・・。






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5 本法寺

千家の真向かいにある日蓮宗の寺、本法寺。 かすかに聞こえます。 法華の太鼓。 






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6 湖西

一寸の虫に 五分のたましい。 よく見える 二つの目。






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7 宝ヶ池 夕景

今は 名高い 国際会議場周辺。 国の内外から えらいさん達や ふつうのやさしい お方さん達も おいでです。






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8 南紀

天上天下唯我独尊にみえますか? けれども 責任という 重い荷を 背負っている おん身です。 ・・現実は。






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9 若狭 青葉山望景

あんなに美しく 哀しかった 微笑み! あのお方が こちらを みつめて いやはります!






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10 法然院

この葉 なんの葉  ゆずり葉?  葉の上を  澄んだ水が  通ってゆきます。 






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11 家元

兜門(かぶともん)の真上に覗く 松の巨木です。 その細い葉の 一つひとつにも 真っ白い 雪。






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12 今日庵

宗旦さんが 「明日を期せず」という禅の教えから 「今日を生きる」の意味で 命名された庵ですか。ほな、知ってる言い伝えを
ひとつ。 いにしえの京の町の寺の境内に、白い狐が住みついていたそうな
・・・。白狐は宗旦さんに化けて、あちこちの茶会に
客になって行ったそうな
・・・。衣の下からは どうも尻尾がみえてたらしいんですけど、人々は見えぬ振りして 「おお、宗旦さん!」
と 丁重に扱ったそうな。はい、今も相国寺の鐘楼のうしろには、「宗旦狐」をおまつりした 祠があるのでございます。
宗旦さんを慕い きつねを想い おまいりする人も 後をたたず
・・・。












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13 あけぼの

冬の厳しさから 一転して きたるべき 春を知らせる あけぼの椿。  年は やがて 明けてゆきます。












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14 家元 大台所の置所(おくど)さん

十二月 押し詰まった三十日に 薪は焚かれ、燃えさかります。 先ずは 餅つき。 神仏への供物のために! 
そしてまた 明くる年には 初釜。
 ・・・人々に呈す茶のために!




                                 コメント  椿 わびすけ (Soshin T)


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