2001年5月30日

大徳寺 利休居士月忌茶会

              

大徳寺 利休忌 (千利休の月命日) 添え釜 

平成十三年五月二八日      茶席 大徳寺塔頭 三玄院      裏千家・淡敬会 担当

大徳寺利休忌の添え釜は 三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)が 毎月交代で釜を懸けています。 
今月は裏千家今日庵の担当。今日庵席とは別に、直門である淡敬会が釜をかけさせていただきました。






三玄院 裏門


松の木の向こうに 吊り下がっている布  在釜(ざいふ)と書かれています 
風にゆれて 字がみえません




門を入ると 横手に 無量寿塔が みえます

同門の茶人 物故者すべての方々の 供養のために


今日庵の手桶 が 置かれて


朝七時半 やわらかな日ざし と 影








花  てっせん と しもつけ

竹花入れ  玄々斎作 尺八  銘 鳳簫


今 でまわっているのは、多く洋種のクレマチス

これは 日本の原種の テッセン

葉が白い しもつけ


会の長老 A宗朝さんが 育てたものです

花をさっと入れて さすが長老!










床  宙宝和尚   松根自汲山容意

香合   堆朱  ほてい

風炉   雲龍風炉 

釜    風鈴形  弥五郎

水指   染付け 花鳥の絵

薄器   楓葉 黒中棗  一閑作 宗哲絵

茶杓  圓能斎作  銘一声

茶碗  玄々斎手造り  銘 可笑(わらうべし)

菓子鉢  白磁





ひとまず 席の準備はできたようです

ここで、聚光院へ 参拝にまいりました




独楽紋は千家の紋




墓参をすませて 帰ってみると 会のS長老が玄関受付に 鎮座

ああ、 もうしわけない

かつて わびすけも 憧れた 往年の京美人S宗恵さん

ここ、ちょっと 帳場に似てるような?


でも、よう おまいりいただきました と ご挨拶なさるはず

よろしゅうに






             
            菓子  青梅




          
          お茶はあとで点てます





カタカナのト という形






風炉先屏風  渦腰  鳳雲斎家元好み  吉兵衛作





約200人の方々が お参りされ 茶席にお越しになられました

お家元ご家族もご一緒に お家元みずから 「さあ、お年よりはこっちへいらっしゃい!」と 人々にお声をかけられ

和やかで ございました 私はなぜか今回も 順番で点前を

「ほう このところ 縁があるなあ 」とお言葉  「一番へたな者で すみません」と お応えするのが精一杯



(淡交社のカメラマンTさんがこの時、お家元がお茶を召し上がる瞬間を撮影。写真を拝見してびっくり!)





勝手口に 置かれた 喚鐘
去る時には 一度そっと 鐘をついて みましょうか
 



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